A1: このツールは、ウェブサイトのグリッドデザインを行う際に必要な「1カラムの幅」を自動で計算するツールです。コンテンツ全体の幅、必要なカラム数、カラム間の余白(マージン)を入力するだけで、瞬時に最適なカラム幅をピクセル(px)単位で算出します。
A2: 多くのデザインシステムでは、要素のサイズや余白を8pxの倍数(8px, 16px, 24px, 32px...)で統一する「8pxグリッド」というルールが採用されています。これにより、デザイン全体に一貫性が生まれ、レイアウトが整いやすくなります。このツールでは、計算されたカラム幅や入力された余白が8の倍数である場合にメッセージを表示し、デザインの調整をサポートします。
A3: グリッドレイアウトとは、ウェブページ上のコンテンツ(テキスト、画像、ボタンなど)を、目に見えない格子(グリッド)に沿って配置するデザイン手法です。カラム(縦の列)とガター(カラム間の余白)を基準にすることで、情報を整理し、視覚的な一貫性と安定感を生み出します。このツールは、その基本的な単位となるカラムの幅を決めるのに役立ちます。
A4: グリッドデザインには以下のようなメリットがあります。
A5: グリッドレイアウトを実現するために、現在よく使われるCSSには主に2つの方法があります。
display: flex でも簡単に実現できます。
大まかな使い分けとして、**ページ全体の大枠や複雑な2次元配置は display:grid** を使い、**その中の単純な横並びや中央揃えは display:flex** を使う、という組み合わせが一般的です。
A6: 多くのCSSライブラリ(フレームワーク)が、効率的なグリッドレイアウトを実現するための独自のグリッドシステムを提供しています。これらを利用することで、複雑なレイアウトをクラス名だけで素早く構築できます。
.row(行)と.col(列)というクラス名を使い、合計12カラムを基本とする強力なグリッドシステムを持っています。.col-md-6(中画面では6/12=半分)のように、画面サイズごとにカラム幅を簡単に指定できます。
grid-cols-4(4カラムのグリッド)やflex、w-1/2(幅50%)といったクラス名をHTMLに直接書き込むことで、Bootstrapよりもさらに柔軟なグリッドレイアウトを構築できます。
.columns と .column というシンプルなクラス名で、直感的なグリッドシステムを提供します。
これらのライブラリも、内部的にはこのツールで計算しているような「カラム幅」と「マージン(ギャップ)」の概念をベースにしています。
A7: 最新のブラウザでは小数点以下のピクセルも問題なく描画されますが、古いブラウザや環境によっては、意図しない1pxのズレや隙間が生じることがあります。可能であれば、コンテンツ幅やマージンを調整し、カラム幅が整数になるようにすることをお勧めします。